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自然栽培の世界

「上籾」での農業について、どのような農法があうのか?無農薬栽培であることは当然であると思っていましたが、無農薬を基本に調べるといくつものやり方があり、どれが正解なのかずいぶん迷いました。

 

有機農法、カルガモ農法、それぞれの農家さんにもお会いして、メリットやデメリットを検討してきました。

 

「自然栽培」に出会ったのは、パソナグループが主催するセミナーで、グループ内のベンチャー企業である(株)BIOアグリの柏木さんのお話を伺い、実際に自然栽培で育った野菜を試食した時に決めました。

 

無農薬、無肥料、土地の微生物の力をかりて育った野菜は、肥料過多で肥満気味のメタボな野菜とは違い、土地の持つエネルギーを取り込んで、えぐみやくせがなく、それぞれの野菜が本来もつ味わい深いものでした。

 

早速、柏木さんにコンタクトをとり、現地にきていただき、指導をうけることになりました。

 

まず、柏木さんが行ったのは、この上籾棚田、及び周辺の土地が一体どのような性格で、どのように微生物の力をかりたらいいのか?という点で、その点については、「まず、化学的に調査しましょう」ということで、土地を掘る、触る、においをかぐという原始的なところから、機械を使っての分析が始まりました。

 

 

第一回目の柏木さんの現地訪問のレポートはHPの「自然栽培」の中に入っています。

 

また、この自然栽培の農業が持続可能な社会を実現する唯一の農法であるとも言えることも、調べていくうちに理解でき、農業全体の0.2%しかない「自然栽培」の意義もこの活動の中で、発信していく義務があると感じています。

 

 

貝阿彌 敏美
この記事の作成者について
【貝阿彌 敏美】 詳細プロフィールをみる

岡山県美咲町出身。岡山県久米南町上籾にて、地域協議会「上籾みろく農場協議会」を上籾自治会と立ち上げ、農村文化の継承、新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいる。