藁の家セミナー

藁の家とtop2

棚田百選地区にある古民家を生まれ変わらせる為に。

保全活動として「棚田百選地区」を中心とした草刈りなどの作業、地域財産調査を経て、棚田の景観を維持し保全にもつながる 新たな産業、雇用創出のための事業推進を協議会が中心となり検討してきました。特産品のゆずを活用した料理の開発、 薬草を活用した特産品開発、また企業研修、新たな体験プログラムなど、現在、様々なプロジェクトが進行中です。 それらのプロジェクトに必要な、加工場、観光スポットとしてのハードもこれから検討していく段階に入っています。 「藁の家セミナー」は、棚田百選地区にある古民家をこれからの事業に必要なハードとして生まれ変わらせるために、 まずどのような建物がふさわしいのか(加工場やカフェ等)それにはどのくらいの時間と労働力が必要か、地元のみならず 地域外の人々も参加して、皆でつくり上げていく方法としてどのようなワークショップがあるのかといった 基礎知識を学びながら、専門家のご意見もいただき、この地区に今必要なハードの方向性を見出していく目的で開催されました。

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初日

■参加者:専門家及び実践者(吉川先生、建築家光塚氏、カイル氏、藤井代表)、 「上籾みろく農場協議会」役員(上籾、中籾、下籾、別所それぞれの役員)、地元大工職人・住民、他3名 ■内容:上籾協議会役員を中心としたセミナー(勉強会)。 ・現地視察を行い、古民家(森尾亭、今井亭)の現状把握を行い、 どのように再生していくことが可能か、話し合い実施。 藁の家_06

2日目オープンセミナー

■参加者:専門家及び実践者(吉川先生、建築家光塚氏、カイル氏、藤井代表)、 「上籾みろく農場協議会」役員(上籾、中籾、下籾、別所それぞれの役員)、 地元住民、行政関係者、「古民家再生事業」に関心のある一般参加者 計20名 ■内容:協議会の今までの取り組みを説明。 ・今後の「藁の家」の可能性、展開等を話し合い。 ・質疑応答・感想 藁の家_7

海外の藁の家

ワークショップ 藁の家_04 藁の家_8

吉川宏一一級建築士 NPO法人里山ライフ研究所 主事、有限会社ソルビバ農園 代表取締役、有限会社イゾントイット 取締役社長、NPO法人ネットワーク『地球村』理事 1974年 神戸大学工学部建設学科卒業 1979年 一級建築士事務所吉川建築研究所設立 1987年 株式会社ノモス設立 (まちづくりプロデューサー、空間プロデューサーとしてさまざまなプロジェクトを手掛ける) 1989年 ニュージーランド移住(クライストチャーチ市近郊で牧場経営) 1999年 ソルビバプロジャクトスタート(農の6次化ビジネス) ・ソルビバ有機農園 都会の若者雇用 ・ソルビバレストラン 産直レストラン 2005年 ネットワーク『地球村』理事就任 ・環境保護活動に従事 2008年 湖空自然農園(自然農 川口由一氏に師事) 2011年 自然農による漢方生薬栽培園設立(福田眞三氏に師事) International bar iznt(英語でしゃべれBAR) プロデュース(英語村設立に向けて)

カイル・ホルツヒューター博士 1977年 米国ウイスコンシン州に生まれる 2000年 アイオワ州大学を卒業 2003~2004年 オーストラリア・クリスタルウォーターズでパーマカルチャー・デザインとエコビレッジ・デザインを学ぶ 2006年 ペンシルバニア州立大学大学院博士前期課程を終了 2011年3月 日本大学大学院博士後期課程を修了 ・研究テーマは日本におけるストローベイル建築の温湿度環境と壁内湿気対策 ・現在、同大学糸超研究室(建築・地域共生デザイン)で研究員としてストローベイル建築のワークショップ指導等を担当

藤井 裕也

藤井 裕也代表 NPO法人山村エンタープライズ代表理事 岡山大学大学院考古学研究科在学中に一念祈願。両親反対を押し切って大学院を中退し、 美作市地域おこし協力隊としてをして田舎に突入。 2012に梶並に移住し、その秋に立ち上げたプロジェクト 「山村シェアハウス」が 岡山県コミュニティビジネスプランコンテストで最優秀賞を獲得。さらに、引きこもりの若者が 山村シェアハウスでの活動を通じて社会復帰した事をきっかけに、田舎での地域活動と 若者の 自立支援を組み合わせた「人おこし」プロジェクトを始動。 また美作市唯一の高等学校である林野高校で2014年より開設した地域学の試み「みまさか学」を プロデュースするなど、「地域x人材育成」の試みのフロンティアを開拓する。